【新規事業一問一答】ビジョンが合わないメンバーは、チームから外すべきですか?
イノベーションは解釈のズレから生まれる「気付き」の積み重ねである。ズレが議論に昇華されるなら希望があるが、衝突にしかならないなら分岐点だ。議論を切る決断をするのは誰か──チームの“独裁構造”を明確にしておけ。
イノベーションは解釈のズレから生まれる「気付き」の積み重ねである。ズレが議論に昇華されるなら希望があるが、衝突にしかならないなら分岐点だ。議論を切る決断をするのは誰か──チームの“独裁構造”を明確にしておけ。
複数のビジョンは“迷い”ではなく、“思考の豊かさ”である。まずは全て書き出すことが、構造化の第一歩になる。最終的に焦点を絞るためにも、“混乱を可視化する勇気”が必要だ。
イノベーションは“違和感”から始まり、“仮のビジョン”によって加速する。ビジョンを言語化することで、行動の軸と検証の手がかりが生まれる。だからこそ、最初にビジョンを掲げずして、未来には辿り着けない。
「巻き込み力」とは、“熱量+構造”である。自分のKPIでは動かない人を、どう動かすかが鍵。共創とは“摩擦”をデザインすること。
“筋の良さ”とは、仮説の構造と未来の拡張性の両輪。顧客の変化仮説と、それを支える実装仮説が明確か。「今の点」が、「未来の面」になる設計図を描けているか。
ビジョンを掲げる上司は“使いよう”によっては強力な味方になる。共感できないなら、まずは“対話”で着地点を探る。どうしても噛み合わないなら、腹を括って“使える上司”として割り切れ。
現場の空気を吸わなければ、顧客の未来は描けない。現場に入れなくても、“近づく工夫”で感度は磨ける。最終的には、現場から「共に創る」仲間を見つけること。
提供すべき価値は「顧客(候補)の変化」から逆算して定義する。ケイパビリティは“活かす”のではなく、“問い直し・転用”するもの。「まず価値の仮説を描き、あとから接続する」のが正しい順序。
デザイン思考は“顧客理解”のための思考法であり、万能ではない。顧客の声だけでは未来は見えず、破壊的イノベーションには妄想が必要。思考法に依存せず、“未来を構築する姿勢”として柔軟に使いこなすことが鍵。
アイデア単体には価値はないが、“発想の火種”としては重要。初心者には「アイデアを出す行為」自体を肯定することが先。否定ではなく、「育て方」を教えることが次への成長につながる。