新規事業や起業、スタートアップなどのイノベーションは現在の「当たり前」を否定して、未来の「当たり前」を創ることです。
その目指すべき未来は誰もみたことはありません。そしてその未来へ至る道も誰も歩いたことのないものです。今どこにいるのか、そしてこれからどこへ向かえばいいのかは、誰かに聞けばわかるというものではないのです。
既存事業のオペレーションとは、過去の延長線上にある辿り着くべくして辿り着く未来を作るもの。だから、その過去の経験や知識をもとに、マニュアルがあったり、上司や先輩に相談することができます。
しかし、イノベーションにおいて、マニュアルはありません。上司や先輩に相談したところで、何のアドバイスを得られることもないのです。その行き着く先の未来を誰もみたことがないのだから。
だから、未来を切り拓くために、深く思索し、常に複数の選択肢を用意します。そう簡単に正しい選択を選べるわけではなく、大抵の場合選択を間違えます。そこで立ち止まらないこと。一番大切なことは「悩んで立ち止まらない」ことです。
間違えた選択から学びを得て、次の選択肢に進むこと。悩みながら走り、走りながら悩む。それを繰り返して、小さな一歩を積み重ねていくことです。
それができれば、いつかすべての選択は間違いではなくなり、その全ては正解への過程となる日が訪れるでしょう。