悩みながら走り、走りながら悩め

新規事業やイノベーションは、悩みながら走り、走りながら悩め

新規事業や起業、スタートアップなどのイノベーションは現在の「当たり前」を否定して、未来の「当たり前」を創ることです。

その目指すべき未来は誰もみたことはありません。そしてその未来へ至る道も誰も歩いたことのないものです。今どこにいるのか、そしてこれからどこへ向かえばいいのかは、誰かに聞けばわかるというものではないのです。

既存事業のオペレーションとは、過去の延長線上にある辿り着くべくして辿り着く未来を作るもの。だから、その過去の経験や知識をもとに、マニュアルがあったり、上司や先輩に相談することができます。

しかし、イノベーションにおいて、マニュアルはありません。上司や先輩に相談したところで、何のアドバイスを得られることもないのです。その行き着く先の未来を誰もみたことがないのだから。

だから、未来を切り拓くために、深く思索し、常に複数の選択肢を用意します。そう簡単に正しい選択を選べるわけではなく、大抵の場合選択を間違えます。そこで立ち止まらないこと。一番大切なことは「悩んで立ち止まらない」ことです。

間違えた選択から学びを得て、次の選択肢に進むこと。悩みながら走り、走りながら悩む。それを繰り返して、小さな一歩を積み重ねていくことです。

それができれば、いつかすべての選択は間違いではなくなり、その全ては正解への過程となる日が訪れるでしょう。

ビジネスクリエイター、インキュベーター、アクセラレーター、コンサルタント。エンジニアとして、PHP/HTML/CSSのマークアップ言語によるWebサイトの制作、SEOエンジニアリング、アクセス解析アナリストを経験した後、IT領域の技術/潮流をベースとしたエスタブリッシュ企業向けのコンサルタントを経て、複数のIT企業にて、Web/アプリ系、O2O系、IPライツ系の新規事業立ち上げに注力。事業開発から経営企画業務まで、事業および会社立ち上げに関する業務を幅広く経験。また、シードフェーズのベンチャー複数社の立ち上げへの参画や経営戦略・組織戦略・PR戦略へのアドバイザリー、メンター、複数のアクセラレーションプログラムのメンターも手がける。