【新規事業一問一答】なぜ、ビジネスコンテストから事業が生まれないのか?
ボトムアップのアイデアは、必然的にレッドオーシャンに突撃する。職業メンターは、起案者を笑顔で「死の谷」へ送り込む。事務局の「ごっこ遊び」が、日本の新規事業を5年遅らせたと自覚せよ。
ボトムアップのアイデアは、必然的にレッドオーシャンに突撃する。職業メンターは、起案者を笑顔で「死の谷」へ送り込む。事務局の「ごっこ遊び」が、日本の新規事業を5年遅らせたと自覚せよ。
現代はほぼ全ての領域がレッドオーシャン化している。成功しているビジネスは、何らかの「独占」をしている。レッドオーシャン市場でブランドによりファンを獲得しファンの心を独占することも正攻法。
競争相手が全く存在しないということは、誰もそこで事を起こしていないということ。ライバルがそこに既に存在することは、良質なマーケットである証。そのライバルと自分たちが何が異なるのかをしっかり定義し、それをユーザに伝え、囲い込まなければならない。
「誰も考えたことのないオリジナルのアイデア」なんてものは存在しない。GoogleもFacebookもiPhoneも、二番煎じでも世界を変えた。「もうある」ものを圧倒的に上回るためにどうしたらいいかを思索しよう。
新製品はマスがターゲットで、提供価値そのものはコモディティ化している。既存の製品では解決しきれない課題を解決することによって、圧倒的な提供価値を作り出すことが新規事業の本質。その提供価値は、ターゲットを絞り込めば絞り込むほど強くなっていく。