新規事業のアイデアを「もうある」で止めるのは、愚行の極み
「誰も考えたことのないオリジナルのアイデア」なんてものは存在しない。GoogleもFacebookもiPhoneも、二番煎じでも世界を変えた。「もうある」ものを圧倒的に上回るためにどうしたらいいかを思索しよう。
「誰も考えたことのないオリジナルのアイデア」なんてものは存在しない。GoogleもFacebookもiPhoneも、二番煎じでも世界を変えた。「もうある」ものを圧倒的に上回るためにどうしたらいいかを思索しよう。
多くのイノベーションの失敗はアイデアそのものに固執してしまうことで起こる。革新的なイノベーションの中で、最初のアイデアが最後まで形を変えずに至ったケースは存在しない。仮説検証とは自らの持つ仮説が誤りだったことを証明すること。
イノベーションは過去の延長線上にはない。誰か1人のクレイジーと呼ばれるような妄想から始まる。イノベーションとは変化の予兆に「気付き」、それを利用することに他ならない。
顧客は未来を知らないので、インタビューを通じてわかることは「現在」のことだけ。未来に対する仮説がなければ、過去の延長線上の未来にしか辿りつかない。「閃き」という妄想が最初にあってインサイトを得ることができる。
一人でリラックスしているときほどアイデアは閃く。閃くためには幅広い領域における大量のインプットは欠かせない。それらを思いがけない関係性で結ぶConnecting the Dotsは無意識に任せた方がよく働く。
社会課題は直接的に解決することはできない。「過去の情報(データ)」と「現状」をもとに、ソリューションを考えると、過去から現在への延長線上にある未来しか予測することができない。社会課題とは無関係に取り組んだ「顧客に欲しいと思わせるもの」を作る妄想と閃きが、社会課題を解決する。
エビデンスとロジックは、過去の延長線上にあるなるべくしてなる未来にしか辿り着けない。マーケティングとは顧客の実像の洞察から「心のツボ」にアクセスし、未だ誰も見ぬ未来を定義すること。アートな閃きと燃えるパッションとやらずにはいられない衝動が不可欠。
新規事業はまず顧客の解像度を高めることから始める。仮説を持ち合わせない顧客インタビューは表層的な意見をその人から聞くだけになる。一番最初の初期仮説を構築するために、競合サービスを調査する。
アイデアとは自分がより心が動かされるもの。アイデアとは自分の強みを活かすもの。アイデアとは何より情熱的に語れるもの。人生をオールベット(全賭け)するほどの情熱を持ったアイデアにこそ、挑む価値があるのです。
アイデアを閃くのは、常識や普通といわれるものの枠の外からリフレーミングして物事を見ることができるクレイジーな個人です。 最初の閃きはそれで生まれるが、一方でその1人の頭の中で考えているだけで素晴らしいビジネスモデルに仕上…