アイデアを閃いた!
その時、それがイケてるかどうかの判断は、どのようにしていますか?
売上見込、市場性、ビジネスモデル、競合の有無、上司や社長の評価、外部有識者の評価、スタートアップの目利き力のあるVCやエンジェル投資家の評価、、、。
アイデアを評価する方法は、様々あるでしょう。それぞれ有益なリフレクションになることもあり、また同様にそれに引き摺られることで失敗へと追い込まれる無益なリフレクションもあります。
他人に何かの評価を得ることも時には必要です。しかし、アイデアはアイデアのままでは他者に評価されることは難しいものです。それが製品やサービスとして形になり、世の中に出て広がり、売り上げがたったことでしか、人々はアイデアを評価できないのです。
だからこそアイデアはアイデアのままに内なる声に突き動かされる必要があります。アイデアを閃いた瞬間には自らの内なる声が響いているかどうかが大切な評価点となるのです。
まずアイデアを閃いたなら、3つの観点からそのアイデアを評価してみましょう。
①アイデアとは自分がより心が動かされるもの
まず一番最初に自分がワクワクすることが大切です。他人にどう言われるかではなく、自分が心の底からそのアイデアにワクワクしているかが大切です。
ワクワクしたアイデアは自分を、そして周りを突き動かします。その衝動こそがアイデアを実現していくにあたって、壁を乗り越えるために必要なエネルギーとなります。
客観的にみて良いアイデアをチョイスするのではなく、他人に酷く批判されようとも、クレイジーと呼ばれようとも、自分が一番ワクワクするアイデアにこそ、取り組むべきなのです。
客観的にみて良いアイデアとは、ロジカルにその良さを説明できるということで、それはとどのつまり過去に誰かが既に成果を残したアイデアです。それはイノベーションではありません。
②アイデアとは自分の強みを活かすもの
イノベーションに辿り着くためには、自分に実現可能性がなくてはいけません。
もちろんすべてを自分一人だけで成し遂げることは難しいものですが、それでも最低限最初のアクションは自分でできなければ、何も始めることはできません。
ワクワクするアイデアであったとしても、自分ができることが何もなければ、それは良いアイデアとはいえないのです。
Idea/Founder Fitは意識して、取り組むようにしましょう。
③アイデアとは何より情熱的に語れるもの
ワクワクしても、そのワクワクする理由を説明できなければ、イノベーションに辿り着くことはできません。
繰り返しになりますが、すべてを自分一人だけで成し遂げることは難しいものです。人は他の誰かとの相補性によって、繁栄を成し遂げてきました。これまでも、そして、これからも。
そのために、情熱的にストーリーを、ナラティブを語ることで、その誰かを一人、また一人と惹きつけ、巻き込んでいくことは必要不可欠です。
人生をオールベット(全賭け)するほどの情熱を持ったアイデアにこそ、挑む価値があるのです。