新規事業のアイデアに、競合がいるからといって諦めない

アイデアを思いついた!けれども、ネットで検索してみたら競合のサービスがあった。これはよくある話です。

アイデアは誰にでも降ってくるものです。そのアイデアを気付かず忘れていく人が大半。気付いても手を伸ばさない人が大半。手を伸ばしても掴む努力をしない人が大半。掴んでもすぐに離しちゃう人が大半。

一方で、同じアイデアに気付いて、手を伸ばして、行動をし始めた人はいるということでもあります。

競合他社がいるだけで、そのアイデアやマーケットを本能的に敬遠してしまいがちです。

しかし、競合他社がいることは悪いことではありません。そこにマーケットがあることがすでに証明されており、その中での顧客獲得の手法も顧客満足の手法もある程度立証ができているからです。

逆に競合他社がいないから嬉々として飛び込んでみたら、そこにはマーケットがまるでなかった。誰もそのプロダクトを欲しがっていなかった。だから競合他社がいなかったということは往々にしてあります。

競合他社がいるからといって諦める必要はありません

Googleは12番目の検索エンジンだった。
Facebookは10番目のソーシャルネットワーク、
iPadは20番目のタブレットだった。

大切なのは誰が最初かではない。
市場が熟したとき、誰が最初になるかだ。

「エンジェル投資家」ジェイソン・カラカニス
ビジネスクリエイター、インキュベーター、アクセラレーター、コンサルタント。エンジニアとして、PHP/HTML/CSSのマークアップ言語によるWebサイトの制作、SEOエンジニアリング、アクセス解析アナリストを経験した後、IT領域の技術/潮流をベースとしたエスタブリッシュ企業向けのコンサルタントを経て、複数のIT企業にて、Web/アプリ系、O2O系、IPライツ系の新規事業立ち上げに注力。事業開発から経営企画業務まで、事業および会社立ち上げに関する業務を幅広く経験。また、シードフェーズのベンチャー複数社の立ち上げへの参画や経営戦略・組織戦略・PR戦略へのアドバイザリー、メンター、複数のアクセラレーションプログラムのメンターも手がける。