【新規事業一問一答】アイデアが出ない人を出る人に変えるには?
「大事だ」と言わせることと、「本気に動かす」ことは別物である。組織を本気にさせるのは、資料でも正論でもなく“火のついた行動”。小さな成功を見せ、共犯者を増やすことで、会社は本気になる。
「大事だ」と言わせることと、「本気に動かす」ことは別物である。組織を本気にさせるのは、資料でも正論でもなく“火のついた行動”。小さな成功を見せ、共犯者を増やすことで、会社は本気になる。
新規事業は「選ぶ」のではなく、「絞り込まれていく」もの。判断基準は“正しさ”ではなく、“確信と覚悟”の強さである。最初の選定基準は、「この未来を、自分が見たいか?」でいい。
アイデアの広がりは、「未来を妄想できるか」で決まる。ビジョンは独善的に描き、顧客を“未来”に連れていく意志を持つ。妄想→構想→検証の往復が、新しい価値を生む。
情報の「事実性」ではなく、解釈の「構造性」が差を生む。「気づき→仮説→検証」の変換プロセスを明示化せよ。インサイトは“拾うもの”ではなく“つくるもの”である。
メンター不在は思い込みと独善を強化し、事業を歪める。経験なき“職業メンター”は、整理・共感・傾聴で迷路を生む。本物を見抜くチェックリストと配役の仕組みが、勝敗を分ける。
メンターは“答え”を教える人ではなく、“問い”を深める人。自分一人では気づけない「視点の飛躍」こそが最大の価値。メンターがいることで、情熱の炎を絶やさず走り続けられる。
スタートアップのように情熱が先行していなくても、新規事業は始められる。情熱は「持っているか」ではなく「動くことで芽生えるもの」。問いが生まれ、愛が芽生え、燃え上がったときに情熱になる。
イノベーティブなアイデアは常に非現実的であり、既存事業部門では判断できない。優れたアイデアを手にするには多くの馬鹿げたアイデアが必要になる。試してみなければアイデアの価値は判断できない。
アイデアは視座を高め、視野を広げ、視角を巡らせ、自由に発想する。顧客起点といった特定のモノの見方に縛られてはいけない。発想したアイデアを育てるためには、顧客起点であるべき。
イノベーションを失敗させる一番大きな要因は思い込み。人生で積み重ねてきた偏見が物事の真実からあなたを遠ざる。イノベーションとは皆が常識だと思っているが実はそうではないものを見出すことから始まる。