【新規事業一問一答】頑ななリーダーをどう軌道修正する?
正面突破より、“揺らぎ”を生む静かな働きかけが鍵。小さな検証と原点対話で、リーダー自身に気づかせる。本気で変えたいなら、自分が火を灯し続ける覚悟が必要。
正面突破より、“揺らぎ”を生む静かな働きかけが鍵。小さな検証と原点対話で、リーダー自身に気づかせる。本気で変えたいなら、自分が火を灯し続ける覚悟が必要。
「大事だ」と言わせることと、「本気に動かす」ことは別物である。組織を本気にさせるのは、資料でも正論でもなく“火のついた行動”。小さな成功を見せ、共犯者を増やすことで、会社は本気になる。
フレームワークが成功を保証することはありえない。成功の鍵は「問い→確信→ストーリーテリング」の三段構え。火種はフレームの外にある。問いに燃える人が未来を創る。
ワクワクが消えるのは“曖昧さ”に足を取られている証拠。「誰に・どんな価値を・なぜ」届けるかを徹底的に言語化せよ。解像度は、悲観的な検証と楽観的な未来構想の往復で磨かれる。
経営者の“正論”が、現場の発見や熱量を押し潰してしまうことがある。必要なのは、視座を揃え、未来像と数字の両面から納得させる構造。対話と小さな成功の積み上げが、経営者を“共犯者”へと変える鍵。
メンター不在は思い込みと独善を強化し、事業を歪める。経験なき“職業メンター”は、整理・共感・傾聴で迷路を生む。本物を見抜くチェックリストと配役の仕組みが、勝敗を分ける。
メンターは“答え”を教える人ではなく、“問い”を深める人。自分一人では気づけない「視点の飛躍」こそが最大の価値。メンターがいることで、情熱の炎を絶やさず走り続けられる。
スタートアップのように情熱が先行していなくても、新規事業は始められる。情熱は「持っているか」ではなく「動くことで芽生えるもの」。問いが生まれ、愛が芽生え、燃え上がったときに情熱になる。
アイデアとは自分がより心が動かされるもの。アイデアとは自分の強みを活かすもの。アイデアとは何より情熱的に語れるもの。人生をオールベット(全賭け)するほどの情熱を持ったアイデアにこそ、挑む価値があるのです。
新規事業という辛く苦しい道のりを歩き切るためには「情熱」を持つ。情熱を持っていることからアイデアを考えるのではなく、アイデアに情熱を持つことが重要。