イノベーションは「顧客」から始めてはいけない
顧客は未来を知らないので、インタビューを通じてわかることは「現在」のことだけ。未来に対する仮説がなければ、過去の延長線上の未来にしか辿りつかない。「閃き」という妄想が最初にあってインサイトを得ることができる。
顧客は未来を知らないので、インタビューを通じてわかることは「現在」のことだけ。未来に対する仮説がなければ、過去の延長線上の未来にしか辿りつかない。「閃き」という妄想が最初にあってインサイトを得ることができる。
一人でリラックスしているときほどアイデアは閃く。閃くためには幅広い領域における大量のインプットは欠かせない。それらを思いがけない関係性で結ぶConnecting the Dotsは無意識に任せた方がよく働く。
社会課題は直接的に解決することはできない。「過去の情報(データ)」と「現状」をもとに、ソリューションを考えると、過去から現在への延長線上にある未来しか予測することができない。社会課題とは無関係に取り組んだ「顧客に欲しいと思わせるもの」を作る妄想と閃きが、社会課題を解決する。
エビデンスとロジックは、過去の延長線上にあるなるべくしてなる未来にしか辿り着けない。マーケティングとは顧客の実像の洞察から「心のツボ」にアクセスし、未だ誰も見ぬ未来を定義すること。アートな閃きと燃えるパッションとやらずにはいられない衝動が不可欠。
新規事業はまず顧客の解像度を高めることから始める。仮説を持ち合わせない顧客インタビューは表層的な意見をその人から聞くだけになる。一番最初の初期仮説を構築するために、競合サービスを調査する。
アイデアとは自分がより心が動かされるもの。アイデアとは自分の強みを活かすもの。アイデアとは何より情熱的に語れるもの。人生をオールベット(全賭け)するほどの情熱を持ったアイデアにこそ、挑む価値があるのです。
アイデアを閃くのは、常識や普通といわれるものの枠の外からリフレーミングして物事を見ることができるクレイジーな個人です。 最初の閃きはそれで生まれるが、一方でその1人の頭の中で考えているだけで素晴らしいビジネスモデルに仕上…
新規事業という辛く苦しい道のりを歩き切るためには「情熱」を持つ。情熱を持っていることからアイデアを考えるのではなく、アイデアに情熱を持つことが重要。
競合他社がいることは悪いことではない。そこにマーケットがあることがすでに証明されており、その中での顧客獲得の手法も顧客満足の手法もある程度立証ができているのだから。
アイデアの属するマーケットに専門性はあるか。個人的に欲しいものを考えているか。新しい重要なインサイトを持っているか。